先生が好き。高校3年間を先生に捧げた男の物語。先生が好きで辛いならまず見ろ。
こんにちわ、よってぃんです
今回はいつもの構成ではなく
殴り書き?的に書いていきます
これを見ているアナタは今まさに
先生に恋した1人の生徒ですね
ここまで来たのはきっと辛くてどうしようもなくてアドバイスや助けが欲しくなったからだと思います
僕もそうでしたし。
先生に惚れるとどうしても
答えを先急ぎたくなる。
だってお手本がないから当然ですよね
映画やドラマ、漫画やアニメでみる恋愛は
教師と生徒ではなく生徒と生徒
もしくは社会人と社会人
どちらも対等の立場での恋愛です
教師と生徒の恋愛においては
全く何の役にも立たないラブコメばかり
絶対に成功させたいという思いがあるから
答えを探してしまうんですよね
クラスを見渡しても教師に惚れるのなんか
自分一人で、もしくはライバルがいて
先を越されないか心配でアプローチ法や
脈ありなんかも探してしまう
手に取るように分かります
だって経験者だもの。
今回話すのは何やかんや2年
教師と生徒の記事を書き続けてきた
僕の先生との恋愛の話をしようかなと思います
経験者や知ってる人の話は
時に役に立つし時に役に立たない
けど何かアナタの心の中に響くものや
役立つものがあるはずです
高校3年間を捧げた片想い
先生と出会ったのは高校1年の入学式のとき
地元の大してかしこくない普通(ちょっと下)の
工業高校に通っていました
周りを見渡しても工業系だから
男ばっかり。(それもDQNみたいのばっか)
僕もそれなりに外見がキツかったので
入学早々、見知らぬ顔同士で喧嘩もありました
そんなならず者達で彩られた
むさ苦しい学園に咲いた一輪の花が
その先生でした。
(ここでは僕の惚れた先生を"先生"
他の学校の先生を"教師"と記します)
その先生とは初めて会ったはずなのに
先生は僕をみるや否やにっこり笑って
軽く手を挙げ挨拶をしてきました
それが初めての出会いでした
入学式後はあまりの学校のめんどくささに
行く気が起こらず、朝家を出て遊びに行く生活が2ヶ月くらい続きました。
でもサボりだした理由は高校生活始めって中学校が名残惜しくて
高校がつまんなく感じるあの現象の影響もあったかもしれません
それで2ヶ月後、学校から電話が来て
「辞めるなら手続きに来てください。続けるなら明日からは朝から登校してください」
と警告の電話がありまして
僕は中卒で働こうと高校を辞めるつもりで
次の日登校すると昇降口のドアの前で
先生がキョロキョロしながら待っていたんです
僕と目が合うとこっちへ向かってきて
「辞めちゃうの?」
と話しかけて来ました
過去に教師に裏切られた経験から
教師恐怖症というか教師に対する恨みみたいなのがあって反抗的になってたのもあって、冷たく「関係ない」と突き放してしまいました
それでも辞めると後悔すると
何度も何度も説得され、半ばしつこさに折れて
辞めることを留まりました
今思えば本当に感謝しかないですけど。
学校を続けると決めたその日の帰り
先生は朝の寂しそうな顔とは違って
嬉しそうな顔で「卒業までがんばろ」と
笑顔で話しかけて来てくれたんです
先生は第一印象はクールであまり話さないタイプなのに心なしか僕と話すときだけ楽しそうな気がした。よくある勘違いって奴ですが、それがなんか自分の心が救われた気がしたんです
優しい先生に惚れて
それから何度も何度も朝僕が来たかどうか
昇降口前で確認しては「おはよう」と挨拶して
そんな日々がずっと続いたある日、
僕の中で先生が大きなものとなった瞬間がありました
工業高校だからか一年生には
体験学習という分野の授業があって
2年生から3つに分かれる専門科の
どの科へ行きたいかを決めてもらう時間が与えられるんですね
それで先生のいるEクラスの体験学習の時
「どのクラスに進むか、もう決めた?」
と先生が書いて来た時がありました
その時です、笑顔の先生に
心がスッーと惹かれていくのを感じて
実際に出てるわけじゃないけど先生の後ろに白いエフェクトみたいなのがかかってるように見えて、その時完全にこの人に惚れたと自覚しました。
今思えばもっと前から気になっていたのかもしれません。けどその時、その瞬間この人が好きだと気付かされたんです
恋の始まりはどこから来るか分かりませんね
けど大変なのは好きだと自覚してからでした
もっと言えば好きだと実感した時から卒業まで燃え尽きるんじゃないかってくらい先生にガチ惚れして辛い日々を送りました
一年生ももう終わりかけた頃
どのクラスに進むか紙に書いて提出しなきゃいけなかったんですが、僕は問答無用で先生のいるEクラスと書いて提出しました
が、次の日の放課後、担任に呼び出され
「Eクラスには入れられない」と告げられ
理由を聞くとEクラスは人気が高く定員がもう溢れてて、後はもう成績の良し悪しで判断するしかなかった
当然、成績でEクラスの椅子を争うなら
僕は圧倒的に不利です
だって学校来ないし頭も悪いし態度もよろしくないし。
1番初めに切られるのは僕だったんです
けど自分で蒔いた種だし仕方のないことなんだけど、先生と一緒になれないのが本当に嫌で、担任に「入れないなら辞めてやる」と逆ギレ
この僕の発言はそのあとすぐに話題になり
Eクラスの教師や学校の教師含め
「1番初めに切るのはアイツ(僕)」
という判断が下されたそうです
その話を聞いた先生は次の日僕のところへ来て
「昨日の話、本当?」と書いて来ました
また「辞めないで」とか「他のクラスで頑張ればいいじゃん」と励まされるのかと思ったら
「任せといて」とそれだけ言ってその場から居なくなって
しばらくしたら担任が僕を呼び出し
「2年生からはEクラスで頑張りなさい」と
何が起きたか分からないうちに
僕は大勢の生徒が成績で席を争うEクラスへ進学することが決まったんです
在学中は何が起こったか分からなかったけど
卒業後に同じEクラスで学級委員的なポジにいた子から聞いた話によると
先生は僕のEクラスへの進学を認めてもらうために一人一人に頭を下げて回っていたそう
結果、Eクラスの科長が折れて
「先生が面倒を見るならいいでしょう」
と許可をもらったそうな。
どこまで優しいんだ。。
そんなこととはつゆ知らずEクラスの進学が
決まった僕は嬉しくて先生にその報告をしに行くと
「良かったね!最近頑張ってたし、Eクラスに入りたいっていう気持ちが伝わったんだね」
と自分がしたことを言わずに僕の報告を自分のことのように喜んでくれました
残り2年を懸けて
無事、Eクラスの一員になれた僕は
残りの2年間、先生の隣にいられるために
毎日学校へ朝から行くようになりました
(まあ、寝坊した日もちょいちょいあったけど)
先生の授業は必ず出たし
寝ずに先生の話を聞いてたし
とにかく必死にアピールして
何とか好きになってもらおうとしてた
今の関係じゃ言っても仲のいい教師と生徒
その一歩先を行かないと先生をモノにできないと考えた僕はネットで先生の落とし方や女性の脈ありなんかを調べまくって
とにかく落とし方を実践したり
脈ありサインとやらを見逃さないようにしてた
6割程度しかあってない脈ありでも
「うわ、これ脈ありじゃね!?」
と自分に嘘をつきモチベーションを保ちつつ
毎日のように先生の元へ行っては絡んでた
明日は何を話そうか、どうやって笑わそうか
どんな話で話題を広げようか
先生の近くにいないときはそればっかり考えて
授業もバイトも手に付かなかった
でも本当に惚れた相手っていうのは
なかなか上手く出来ないもんですね。。
何とも思ってない異性の教師や
母校の数少ない女の子には平気でボディタッチとか思ってもないのに「愛してる」とか言えるのに
先生を前にするとなーんにも言葉が出てこない
あれほど必死で考えて来た話題も
笑わせ方も、先生を前にすると全部真っ白になって何気ない会話ばっかりになって
そんな自分が情けなくて帰り道後悔したり
「何であの時」「何でこうしなかった」だの
自分の弱さにイライラしたり
それでも何気ない会話でも笑ってくれる先生が本当に救いで、その笑顔を一生隣で見ていたいからまた話題を考えて、
今日も可愛かったなとか優しかったなとか
自分で一喜一憂することしかできない日々
そんな日々が続いたある日
転機が訪れたんです
僕が寝坊してサボってしまった
授業の補習を先生が「やろ?」と誘ってきてくれた時がありました
その日はテスト期間で午前中に学校が終わって
先生に指定された通りPC室へ向かうと
そこには課題を終えきれなかったクラスの仲間達とその面倒を見る先生の姿がありました
教室に入ると先生は僕を見つけて
「ここ座って」と指差しで合図して
先生の前の席に座らされました
いつもなら先生は僕のところへ真っ先に来て
「大丈夫?分からないとこない?」と
聞きに来てくれるのにその日は全くそれがなくて
先生の的確なアドバイスで溜まった課題を終えて帰っていく仲間を横目に助け舟の来ない遭難しっぱなしの僕は一個も課題が終わらなくて
遂に最後の1人になったその時でした
先生は職員室から大量の資料を持って
僕の隣に触ると「始めよっか」とまたあの笑顔で呟いて資料を僕に渡したんです
その資料には先生が手書きで書いた説明や
僕が分からないポイントを的確に予想して、それを分かりやすく説明書きしてくれていたんです
さっき先生が他の子を指導してる時
授業で配られたみんなが持ってるようなプリントしかなかったのに僕にだけ、手厚い対応をしてくれたことが本当に嬉しくて特別扱いされてる感が堪らなく嬉しかった
隣に座った先生は、いつも真面目なのに
今日はなんか少しラフな感じで座って
机に腕を伏せてそこに顔を置く感じ?で
僕の指導を始めました
なんや感や仲良く補習して2時間くらい過ぎた時、今日は早く帰れるはずだった先生を5時過ぎまで僕みたいなバカに付き合わせたことに罪悪感を感じ始め先生に
「こんなに遅くまでごめんね」
(基本歳が近いからタメ口です)
と本気で謝ったら、笑って
「いいよ、待ってるから。珍しいね、謝るなんて」
と声を出して笑ったんです
その時の先生の顔がたぶん、
僕の記憶の中で一番鮮明に残ってて
1番可愛い瞬間だったのを覚えてます
僕は心の中で今しかないと思って
「卒業したらオレと付き合ってほしい」
と勇気を出して伝えてみたんです
普段の日に告白なんかしようとしても
絶対先生を前にしたら何も言えなくなるし
無理だって分かってたからその場の勢いに任せて告白してみたら意外な答えが返ってきて
「うーん、どうしよっかなぁ…じゃあ、約束。○○(僕の名前)がちゃんと卒業して、社会人になって私以外いないって本気で思えたら迎えに来て」
正直、断られると思ってた
生徒なんかと付き合えるわけがないって
優しい先生の事だから遠回しに傷つけないようにそっとフッてくれる。そう思ってた
何より多分どこかに終わりたい思いがあったんだと思う。この辛い日々からね。
でも自分からはとても終わらせる勇気なんかないし、諦めたくない気持ちもあった。
自分じゃどうしようもできないから
せめて惚れた相手に全てを終わらせてもらおうと、トドメを刺してもらおうと思って言った。
でも帰ってきた答えはYESとも取れる答えで
嬉しくなっちゃって「先生以外いないね!」とか強気に出ちゃって
嬉しさのあまり自分の夢も語っちゃってて
「オレは絶対BIGな男になって先生幸せにするから、死ぬまで笑顔で居られるくらい幸せにするから」
って。
そんな子供の無根拠な自信から来る夢も
先生はにっこり笑って聞いてくれてた
その日の帰り、先生はこっそりと僕に笑って
「夢の話、私覚えてるからね」と。
最後の優しい嘘
三年生になり卒業シーズンを迎えた僕は
先生のある異変に気がつきました
それまで構ってくれてた先生が当然
冷たくなったんです
どうして話すら聞いてくれないの?
もしかして嫌われたのかな?
どうしていいか分からず卒業式を迎えました
僕は完全に嫌われたと思ってたので
早く帰ろうと卒業式が終わって
友達や来てくれた先輩、親と写真を撮って
すぐに帰るつもりでした
でもどうしても先生のことが気がかりで
このまま終わるのだけは嫌だと
先生がいるPC室へ向かいました
そんな僕の姿を見ていた友達は
「アイツ先生に告白に行くんじゃね?」
と面白半分でついてきてしまったんです
卒業シーズンからずっと冷たかった先生に
なんで冷たくしていたのかを聞くつもりだった
でも友達が乱入してきてわちゃわちゃしちゃって、先生と写真を取り出したのを見て、無理だと諦め、僕も先生と写真を撮って切ない恋の終わりにしようと幕を閉じて帰ろうとした時
肩を叩かれて先生が小さな声で僕に
「私はここで待ってるからね」
と言ってくれたんです
やっぱり先生は間違ってなかった
俺の味方だったんだって
何より嫌われてなかったことへの安心から
泣いちゃって。
先生に「絶対迎えに来るから」とだけ伝え
学校を後にしました
けど、それが僕と先生が交わした最後の言葉。
社会人生活半年目で半ば急ぎ目で
「もう先生超える人出てこんやろ」と
先生を迎えに行く覚悟で母校へ行くと
そこにはもう先生はいなかった
担任や科長、見知った顔の教師はいたけど
肝心の先生がいなかった
担任に「先生は?」と聞くと
小さく首を横に振って「もういないよ」と告げられました
先生の事は色々事情があって
詳しくは教えてくれなかったけど
担任の話でわかった事は
もう二度と先生には会えないということだけ
全てが突然終わった瞬間でした
今思えば卒業して学校の門を出て
この学校の生徒じゃなくなったあの日から
全てが終わっていたんです
「私はここで待ってるからね」
そう言ってたはずなのに
迎えにきた古巣にもう先生はいなかった
思い返せば僕を更生させ
送り出す為の3年間だったのかもしれない
でもどうして最後に嘘をついたのか
もういなくなるって分かっててなんで教えてくれなかったのか
ここで待ってるって言ったじゃん。
後悔と掴みかけた先生という存在を
手放さなくちゃいけなくなった現実に
一時期勝てなくなった時がありました
後に僕と先生の関係をよく見ていて
先生とも仲の良かった子が僕に教えてくれました。卒業シーズンからの異変と卒業後、先生がいなくなった経緯についてを。
先生は僕が迎えには来ないと
社会人になって素敵な人と出会うと予想して
僕を自分という巣から巣立たせるために敢えて関わりを持たなかった。
この3年間、先生が隣にいたから卒業出来た
あんなに面倒を見てくれなかったら
きっと途中で居なくなってたはずだから
卒業まであと少しになればもうヤンチャもしないだろう、僕に与えられた先生の最後の課題は先生から卒業することだった
先生は僕が二年生の時に本当は辞めるつもりだったらしい。色々事情があって。
けどあと一年続けて僕を見送ったあと、ひっそりと姿を消した
唯一、あの頭のいい先生が計算違いしたのは
僕が素直に先生を迎えに帰ってきた事くらいだろう。
先生のその後はその友達から聞きました
それはここではとてもいえませんが。
僕の前で一度も嘘をついたことのなかった
先生が初めて僕についた最初で最後の嘘は
僕を傷つけないための嘘だった
「ここで待ってるから」
そう言えば僕は思い残すことなく
それに失恋に気がつかずに旅立っていける
卒業式に先生からもらった手紙には長文の後
「ありがとう」
と記されていました。
感謝してるのはオレの方だっての。
本当に大切なことは
乱雑乱文でごめんなさい
伝わらなかったらどうしよう。
でも今これを読む人に伝えたいのは
今アナタが過ごしてる時間はもう二度と帰ってこないよってことです
ビビって話しかけられなかったり
甘えられなかったりするかもしれません
けど、アナタに与えられた先生との時間は
先生にアプローチするチャンスは
今
しかないんです
怖いかもしれない
嫌われるかもしれない
自分なんか相手にされないかもしれない
そんな不安に負けてる場合じゃない
本当に先生のことが好きなら
誰になんと言われようと自分が弱気になろうと
前へ前へ、先生に手を伸ばすべきなんです
届くかどうかはアナタの頑張り次第。
全て終わってからじゃ遅い
後悔してからじゃ遅い
気付いてからじゃ遅い
後々じゃなく今。
突然いなくなったとき
やり残したことがあれば
後悔するのは他でもないアナタですよ
最後に経験者から一言
叶わない恋なんて存在しないってこと
後悔しない道を行けばいい。